Aroma de perico

飼っているインコや犬たちとの日常を発信します。

『死』を教えてくれた、父たけちゃんのこと✨

昨日は、たけちゃんの事をたくさん思い出した一日でした。


…もう3年経つんだなぁ。

あれから時間とともに、色々な想いがだんだんと、ちょっとずつ変わっていきました。



…ここから重たい話しになってしまいましたので、大丈夫な方だけお読み下さい(❁ᴗ͈ˬᴗ͈))




たけちゃんは、最後はわが家で息を引き取りました。

なんとかその準備を整えて、やっと帰ってこれた、たけちゃん。


一時帰宅が何度か許されて、

『今日帰って来れるね〜❗』

と、みんなで楽しみにしていても、必ず前日や当日に、

熱が出たり調子が悪くなって、一度も帰って来られず😭

空振りの退院祝いのケーキを、何とも言えない気持ちでみんなで食べた事が忘れられないです…




家に帰って来た、たけちゃんの姿を見て、

でっかい体の大きな目で、ボロボロと涙をこぼして、ただウロウロしていたナツですが、


『たけちゃんが何か言ってるよ!!』

『たけちゃん苦しそうだよ!!』

『何持ってく??』


と、テキパキとたけちゃんのお世話をしてくれた、みぃさん

じっと、たけちゃんの姿を見つめていました。



…みぃさんは強い子だなぁと、この時はそう思っていました。


たけちゃんは、7月21日の朝亡くなったのですが、

この日、ナツが部活の合宿に出発する為、母がお弁当を作ってくれていました。

わたしも朝ごはんの支度やら、準備をする為たけちゃんに、


『支度してくるからね〜』と、パパと声を掛けて離れました。


その時しっかり目が合いました。


…そしてこの後、数分のうちに、たけちゃんは一人で逝ってしまいました。



みんなが気付いた時には、たけちゃんはもう息をしていませんでした。


せっかく家に連れて帰って来れたのに、最後一人で逝かせてしまうなんて…


『たけちゃん、たけちゃん!!』と、呼びかけて泣いている母と、パパとみぃさんと、ナツの姿を、わたしはただ呆然と見ていました…


心臓が動いていない、たけちゃんの胸に手をあててみたら、とても温かくて、本当に信じられなくて、

何で、どうして気付かなかったんだろう。と、
もうずっとずっと、その事が頭から離れず、後悔していました。



でも母は、その事を気にしていませんでした。



そして、わたしも1年くらい経ってからようやく、大切なのはそこじゃないな、と気付きました。


最後だけじゃないよね。

それまでの過程だよね。

みんなで過ごした、楽しく幸せな時間だよね、と。



たけちゃんが亡くなる前夜、肺に水が溜まり、身体を少し起こした状態じゃないと苦しくなってしまうたけちゃんの身体を、みんなで起こして整えていたら、





『サンキュー』



と、たけちゃんがみんなにお礼を言いました。





『あははは(笑)
たけちゃん、英語かよ〜』



と、みんなで大笑いしたのでした。



それが、たけちゃんの最後の言葉になりました。


みんなが笑顔のひとときでした😊






そして、たけちゃんが亡くなって、1ヶ月半を過ぎた頃、

みぃさんが突然、



『次は誰が死ぬの?ママはいつ死ぬ??』


と、言い出し、


その日からご飯が食べられなくなってしまいました…


少し食べては吐き…


その繰り返し。



学校を休んで、しばらくふたりで家で過ごしました。


…強い子だと思っていたみぃさん、

本当はそうじゃなかったんだね。

たけちゃんの為に、たくさん頑張ってくれたんだね。

辛かったんだね…





母は言っていました。


『たけちゃんは、人間はこうやって死んでいくんだよ、って、教えてくれたんだよ。』と。



母がたけちゃんを必死に看病する姿と、たけちゃんの『死』は、


わたし達に大切なものを教えてくれました。


強そうにみえる人も、本当はそうじゃないかもしれないということも。

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ありがとう、たけちゃん✨



最後に、


※ブクマコメントありがとうございます!!

母にも、こんなコメント貰ったよ〜❗と、教えてあげたら、とても喜んでいました😊

嬉しかったです!!

感謝です✨

…たけちゃんは、日本に帰って来てから、みんなにず〜っと、(病院の先生や、看護師さんにも笑)


『早くタイに帰りたい』



と言っていたので、
(母もたけちゃんも、立派な日本人ですか😅)

母がいる、タイの空の上にいるんじゃないかなと思っています😊




最後まで読んで下さりありがとうございました❁*。


2020.7.22 Wed☆*。Chiaki♬︎♡